03 水雷屯
賓卦 山水蒙 互卦 山地剥
屯は雪下に萌えるなり
産みの苦しみ。艱難辛苦を舐( な )め、経験を積み、強くなる時期。
まだ事をする時期でもない。隠忍自重すべし。
創業時には王は『 侯を建てる 』。業務、作業の大筋を組織化、システム化し、良い部下、協力者にそれぞれの仕事の分野を任せる。一人でやる仕事でも同じ。
( 雷 )進んで、( 坎 )相手の策・困難に陥る暗示がある。つまり、恋愛・縁談は進むほど良い相手は今おらず、交渉等はこちらから進まず、相手から来るのを待つ。
( 四難卦をご参照ください。)
ひとつ 芽を出す 雪割り草
いづれ必ず 大木に
ふたば振り切る 足の雪 永きのちにぞ 九五に嫁(か)す
自分の恋人の運勢を占って、これが出た事があります。まさか、自分が振り切られるとは ………
他の人と結婚しました!
三(み)つけた鹿を森の中
雪に迷って 玉手箱
玉手箱とは、気がついたら人生、終わっていると言う事。
鹿とはアニマ。芸術や技芸、酒、異性、テレビなど、陶然とさせる欲望の対象。昔話ではよく、主人公が安定を破って鹿を追い、深刻な危機におちいる。
普通は不案内のため『 森の中で鹿、獲物を見失う 』と言う占断。しかし上の解釈も、非常に当たっている事があります。
これは『浦島太郎』の新解釈です。
よっつ よろしく王と組み
下の助けと 雪を割る
ごそり 顔出す 雪の原
少しく伸びて やり過ごす
まだ大きく伸びるべき時期ではない。状況を見て、力を温存せよ。
六(む)りしてちゅんと 伸びるなら
凍てつくほおに 血の涙