卦形と八卦の覚え方


 卦形をイメージするのとしないのとでは、上達にもリーディングにも雲泥の差が出て来ます。
 トップページの表に卦形を配していないのは、非常に迷惑な親心です。まず、卦形を覚えましょう。下の文を一読するだけで、覚えられると思います。

  (てん)全陽です。問題ありません。男性原理そのもので、剛健さを意味します。

  (ち)全部、陰です。いかにも地です。女性原理そのもので、温順さを意味します。

  (さん) これも、見た通りですね。∩の形です。動きなし、留まると見ます。

  (らい) 山を反対にした形 ∪です。山が上から、どっかんと落ちて来る形と覚えましょう。形同様、動きが激しく騒がしいものですが、実害はあまりありません。
 ここまでは、問題ありません。

  (たく) くぼみを意味した形です。いかにも水がたまりそうですね。悩みとか、うるおい、よろこびなど、沢は目にたまる、情の涙のようです。

  (か) 外が陽で内が陰。強烈な陽気を発散しているものの内側は、空虚です。ナルホドですね。明智とか、才能を意味します。

  (すい) 火の反対です。外に陰気を発散しているものの、中心は陽です。直接に悩みとか、困難を意味します。

  (ふう) これが一番、解りにくいですね。風は地表をすり抜けるものだからと言います。理解するには、男性は奥さんからスカートを借り、はいてみて、パンツを脱いでみましょう。女性はスカートをはいている時に、実験してみてください。ほら、下がスースーするでしょう? これが、風です。
 風は従順さや風評を意味しますが、また、すべてが風になびきます。すべてに従うものは、すべてを支配する訳です。それが「従順」と言う事だと思います。恐いですね。

 これであなたは、八卦の形をすべて覚えました。ただ、しばらくの間、風が吹くたびに、つまらない事を思い出すかも知れません。八卦の形を覚えたら、他の事はすぐに忘れましょう。


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