表記上の注意

　爻に位くらいを割り当てると言う事が昔からありまして、たとえば………
　初爻は、一番下っ端です。
　二爻は下の卦の中間、
　三爻は下の卦のトップ。

　四爻は上の卦の最下位ですが、王のすぐ下で仕える者です。
　五爻は王位です。
　六爻は無位、引退した会長さんとかですね。

　また、私なりの表現もありまして、ご参考までに下に述べます。

１　初、下々　少し
２　次
３　見る
４　よく　世の
５　王様　皇帝　君　長（おさ）　社長　いつに
６　昂じて　位なき　老　てっぺん　末　先　ついに　ご隠居　会長

　六は陰、これは、伝統的に、そうなのです。たとえば『六三』と言えば、陰の三爻です。(古代からの筮法によります。）

　九は陽、これも、伝統的に、そうなのです。たとえば『九二』と言えば、陽の二爻です。この二つはなるべく、書き直すようにします｡

　また、時間的な展開を六爻で表す卦が結構あります。
　つまり、初爻は最初、二爻、三爻と、だんだん時間や事象が展開して行って、六爻が「最後に・ついに」と言う事に成ります。
　泰や坎のように、時間的な展開がありそうで、実はない卦もあります。
　これは、各爻を読んでいただければ、すぐ判ると思います。

　まあ、この程度です。おそまつでした。