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声あって形なし( 腰を抜かすが実害はほとんどない。)笑い話になるよ。
しかし驚いても沈着冷静に対応すること。
形がない事から、精神的な事には良い。
声ばかりだという意味が主だが、実際に発奮して大事業を遂げるという意味もある。
雷雲の象からか、内部でゴタゴタが多く、相手のある事では渋滞しがち。
雷が ひとつ鳴っても 聖人は
畏れつつしみ 更に得るなり
逃げのびる 激震の中 山奥に
財失えど じき戻るなり
原典では7日で返る。実際の地震では元通りになる筈はありませんから、社会や組織内の地震でしょう。
惨状に 腰を抜かして 震い行く
その畏れこそ 吉に導く
震(ふる)いても 良く震い得ず
立ち消ゆる
震災後( 五 )
またの地震の はざまにて
行けず戻れず 中を踏み吉
震え上がって 六に目も
見えず行くなら 無残なり
隣家の震災 我が事と
受けぬ事こそ 凶の元
助けを求む 妻よりも
震えおるなら 婚も破か