32 雷風恒
日常性。
夫婦の道。恒(つね)なる道。
忙しい回転の中での安定。
最初から
夫婦になろうと言われても
あなたは誰あれ?
私、知らない。
先走りすぎです。自分一人で思い込んでいる傾向が強い。まず、お友達に成ってもらいましょう。「せいては事をしそんじる」の見本です。夫婦の道も、まず一歩ずつ。
かみなりと 風も
お前と この俺も
恒に動けど 二人 夫婦だ
若い共働きの夫婦のようです。思わず応援したくなりますね。
恒の道
三日で飽( あ )きる バカ夫婦
いったい君らは 何が望みか
日常性は、失われないとその価値が解りません。ある意味、もっとも耐え難いものかも知れません。これに対抗するのが、内面性というものです。
共通の趣味を作る、何かの共同作業をするなどして、うんと仲良くなって下さい。
よきに見え
忍従努力も 恒なるが
心なかれば 得るもなきなり
いくら理想的な努力や苦労をしていても、「 心ここにあらざれば 」得るものもありません。せっかく苦労しているのですから、心の持ちようを高くして、おおいに得ましょう。
いつでもあなたの 言う通り
それが私の恒( つね )の道
それで良いのか その立場なら
あなたの立場が問われます。
服従する立場なら吉、率先する立場なら凶です。想いを馳せて下さい。
いま我
激しく回転する独楽( コマ )の
その軸の上に立っている
一瞬の後には すべて砕かれん
老子の言うには「 金は貯まれば貯まるほど足りなくなり、地位は登れば登るほど危うくなる。」
破綻が見えました。このような時には、一種独特の精神状態になって、被害を最小限に食い止めます。それは、攻撃を受けた時のパイロットのようなものです。