27 山雷頤
おとがい。あご。頤(い)は口の形。
話せばわかる。口は災いのもと。
食べて行く道だから就職に吉
貧なりと 言えど我が才 我が心
口さびしさに ひとつ手離す
( 凶 )
自分の才能を暖めて伸ばしましょう。
二つある
上と下との 食いぶちの
上は応ぜず 下にいられず
惨憺(さんたん)たる
駄犬を飼えば アゴ強く
ゴミはあさるは 子供は噛むは
この犬、尾だけ熱心に振る。昔から、あんまり自分の忠誠心をアピールする奴は、信用出来んと言う事でしょうね。
原典では「10年間動くな。雇用するな。」と言うキツイお達しです。
世に追われ
丈夫 家族を食わすため
土下座をしつつ 上に命ずる
丈夫( じょうぶ。 )とは、立派な一人前の男性。ますらお。原典では虎ですが、天沢履と間違えるので、こうしました。
社長さん
社員を食わせてゆけぬなら
会長に任せ 今は退け
ご隠居が 表に立つは 危ういが
口は元気で 自由闊達
最初「 表 」ではなく『 前線 』で、この方が原意に近いが、地水師と間違えるので、こうしました。しかし多くの実占では、この方が適切かも知れません。でも本来は、戦いの意味です。