26 山天大蓄
巨大な力を内に蓄えて、爆発の時期を待つ。
最初には まだまだ蓄え 足らぬもの
危うき事のみ 多くあるべし
( ゆけば凶 )
大願も 二の次にして 今はただ
大きく蓄え 時を待つべし
ちく進む 意欲と準備と 慎重と
三点( 山天 )そろえ 行けば吉なり
「 ちく 」とは、「少し」と言う意味の、これはたぶん俗語だと思います。
「 慎重 」とは、深追いはするなと言う事です。
世の才と
自他 傷つける 慢心は
常にとともにあるものか
しばしとどまり 大いに蓄せよ
( 吉 )
大蓄の 五(後)は
その牙を なだむのみ
才あるならば
噛みはせぬはず( 吉 )
才能はあるが不要に攻撃的で、そのため袋叩きに合う。
学問や教養が本当にあるなら、攻撃的になる事もない。また、「 民衆を豊かにすれば、凶悪さはなくなる 」と言う、施政者への願いを込めた解釈もある。
大いなる 蓄え
とどむ ものもなく
天にとどいて 天を支える
( 大吉 )