18 山風蠱
蠱は前任者の置きみやげ。皿の上にわいた虫。
腐敗・壊乱を修復する道。
父の蠱( 子 失敗 )は 早期発見 さいわいに
力不足も これ慎重で
母の蠱( 子 失敗 )は 教え諭( さとし )も穏便に
道義( どうぎ )説くにも 声やわらかく
三( さん )ざんに 蠱(子)を責むるのは 治すため
厳しすぎるも また。やむなきか
「 やむなき 」とは、やむを得ない。しかたがないの意。
四( よ )わきにすぎる 修復者
何も出来ずに くされ行く
修復の道は、泥沼。本気で当たって下さい。
五( ご )くろうに 先祖の偉業 立て直し
皿に任せる 者もあるべし
修復の道は成り、更に後継者も出来ました。
蠱( こ )の皿を 離れ上から 超然と
ただ見渡せよ 食らう事なく