16 雷地豫
「 らいちよ 」 と読みます。
準備万端、青信号。豫は喜びのよ。アクシデントにのみ注意。
ちょっと愛され 有頂天
それでは後が 続かぬ豫( よ )
喜びは 二の次
本業 さわりなし
陶然と 蜜(三つ)に溺( おぼれて )夢の中
いそぎ目覚めよ よろこびがある
それは本当の喜びではないぞ。
豫( 世 )のかなめ
四周を和悦し 友つどう
こころ開けば 更に得るなり
あんまり人気があるので、嫉妬され浮いてしまう。
人に頼みごとをするなど、打ち解けた気持で接するなら、更に輪は広がり、結びつきは強くなる。
五ちそうに 病んで 苦しむ
豫の主賓
よろこびが実状より先行している。だから不安や焦りがある。
身分不相応な評価や地位・財産。
自分本来の主食、やるべき事を想い出しましょう。
悲しみに 近きところ そは
豫(たの)しみの 過ぎたるところ
人間、楽しいばかりでは、真剣におかしく成ってしまいます。
これで良いのです。質の違う、次の喜びにむかって邁進です。
そうしたら人生は、更に次へと展開します。