15 地山謙
身分も才能もある人が、目下の者に頭を下げ、ていねいに対応する。
山の高きをもって 地の低きに下る これが礼節の始めである
謙は、『 均衡化作用 』えらい人がエラそうにしていたら、本当におかしく成ってしまいます。絶対に正常な意識を保てません。
最下位の 賢者 いよいよ へりくだり
徳ふたつ 明と謙とが 並びおる
卑屈に遠い 真の謙とは
( 吉 )
見事なる 功と労とを 誇らずに
謙なる態度 高きほまれよ
へりくだる 上四は部下の おかげなり
ゆめ謙遜を 忘る事なし
王の位で へりくだる事 謙の道
天下のすべてを 従えてゆく
ついに謙 仰ぎ見られる ほど高く
戦い自分は 取り戻し得る
謙は本来、剛ではない。本来の自分の領土(分野など)を攻め、取り戻す事は出来ても、他の領土を攻め取る事は出来ないという。
謙というのは『 内の礼 平時の礼 』で、外や戦時下には通用しないようです。